建物耐震診断
空き家の診断の2つ目は耐震診断。1950年に制定された建築基準法は、1978年の宮城県沖地震を経て1981年6月に耐震基準の大幅な見直し、1995年の阪神大震災を経て2000年6月に耐震性能の向上の改正が行われました。1981年5月以前の建築確認を取得した旧耐震基準の建物は、震度6強程度の大地震で倒壊するおそれがあるされ、国も耐震診断と耐震補強を推奨しています。
安曇野市でも旧耐震基準の建物を対象とした補助制度がありますが、残念ながら空き家は対象外となっています。ただし、住宅診断(ホームインスペクション)と一緒に耐震診断を行うことで、手間と費用を抑えることができます。
安曇野では糸魚川構造線の東西で地質が異なり、東側は古代海だったフォッサマグナとなっています。安曇野市防災マップでも、市の東部ほど揺れやすく建物被害も大きいとされているので、市東部の旧耐震基準の建物の場合は、耐震診断も行うことをお勧めします。
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