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安曇野の自治活動と区

安曇野には地域で自治活動を行う住民組織として「区」があります。安曇野市内には昔の集落単位を基本に現在83区あり、旧町村毎の内訳は、豊科23区、穂高23区、三郷14区、堀金9区、明科14区となっています。安曇野の「区」は東京23区のような行政組織ではなく、あくまでも任意の自治組織に過ぎません。したがって旧集落毎におおよその境界は決まっていますが、法律等で明確に区分されているわけではなく、加入も任意です。加入率は地域によってバラツキがあり、年々少しずつ低下していますが、市全体の加入率は約85%程度と言われています。

「区」の主な活動は、地域住民が自主的に行う公民館活動、自主防災活動、環境維持活動等です。その他に市から委託を受けて行う文書配布、人選、同意等もあります。合併後も「区」は旧町村毎で活動していましたが、昨年市全体の区長会が組織されました。そして、初代区長会長には豊里区長でIターン者の河村氏が選ばれました。

地方での田舎暮らしというと、自治活動や近所づきあいが煩わしいという閉鎖的なイメージがあるかもしれません。しかし、逆に言えば都会では失われつつある地域コミュニティが残っている証でもあります。特に小さい子どもやお年寄りのいる家庭にとっては、防災や防犯という面でも地域のコミュニティは欠かせません。Iターン者の中には自然の中で暮らせればいいと区へ加入しない人もいますが、安曇野の自然は地域の人々の暮らしと一体となったものです。自然の中で暮らすからこそ、地域のコミュニティがとても重要なのです。

安曇野は閉鎖的だという人もいますが、Iターン者を区長会長に選ぶ地域が閉鎖的だとは思えません。もちろん文化や習慣の違いはありますが、Iターン者が謙虚な気持ちを持っていれば、快く地域に受け入れてもらえるでしょう。どんなに雄大な自然を見て暮らしていても、それはテレビ画面の景色と同じですぐに飽きてしまうものです。自然の中で暮らす人々と時間と空間を共有できるからこそ、自然に恵まれた安曇野で暮らす意味があるのです。安曇野の田舎暮らしの第一歩として、是非区への加入をお薦めします!!

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