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田舎暮らしと不動産選び

Iターンや田舎暮らしには不動産選びが大きなポイントになりますが、土地勘や地縁の無い場所での不動産選びは難しいものです。インターネットの普及により情報は得やすくなった反面、不動産の特性を十分に理解せずにトラブルに巻き込まれるケースも目立ちます。不動産の購入は目的ではなく、理想とする田舎暮らしを実現するための手段にしか過ぎません。不動産の特性を理解することが、上手な不動産選びの第一歩となります。

不動産選びの基本は、①「地域」②「会社」③「物件」の順で選ぶことです。良く田舎暮らしの雑誌等の情報を基に異なる地域の物件を比較しているケースを見受けますが、あまりおすすめできません。なぜなら、建物や自然環境等のイメージに左右されがちで、最も重要な「地域」を良く見極めないまま「物件」を選ぶことになりかねないからです。同じ安曇野市内でも、山麓と田園では地域特性が大きく異なります。少なくとも市町村を限定した上で、現地訪問やヒアリング等による「地域」を理解することが、不動産選びの大前提となるでしょう。

「地域」の次に選ぶのは「会社」です。なぜなら、不動産の所有者はの多くは一般個人であり、物件の良し悪し以上に取引の信頼性が重要だからです。どんなに良い物件に巡り合ったとしても、間に立つ不動産会社に問題があれば、信頼ある取引は成立しません。信頼できる「会社」を窓口とすることで、取引のリスクを軽減することができるのです。

先に「会社」を選ぶと「物件」の選択肢が限られると思うかもしれませんが、免許を持つ不動産会社は、原則としてどの物件も取扱うことができることになっています。したがって、もし気になる物件があれば、その「会社」を通して取引すれば良いのです。取引に複数の仲介「会社」が関わったとしても、仲介料の支払先が変わるだけで、支払う仲介料の金額は変わりません。必ずしも「物件」選びを急ぐ必要はなく、信頼できる「会社」を通して選ぶことが、結果として良い「物件」を選ぶことにとつながるのです。

田舎暮らしをお考えのみなさん、「物件」選びを急ぎすぎていませんか?まずは移住体験者の話を聞き、地域を選んだ上で物件探しをすることをおすすめします。長野県内の移住体験談は、I LOVE 信州が参考になりますよ。

http://blog.nagano-ken.jp/iloves/ilove/47.html

 

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