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安曇野の古民家

「安曇野で古民家物件を探している」、県外からの移住希望者から多く寄せられる相談です。「古民家」という言葉の響きには洗練されたイメージがあり、憧れを持つ人も多いのでしょう。「安曇野」と「古民家」という2つの言葉が重なれば、まさに好感度抜群といったところでしょうか・・・。しかし、「古民家」に明確な定義はなく、「古民家」と「廃屋」と「古屋」を区別するのは難しいとも言われています。あえて定義するなら、「古屋(空家)」を放置すれば「廃屋」、活用(再生)すれば「古民家」と理解すればわかりやすいかもしれません。

移住者がイメージする「古民家」は、活用するために再生された後の「古民家」なのです。古民家再生には、新築と同等以上のリフォーム費用がかかるのが一般的で、数倍かかるケースも珍しくありません。ネットや広告で「古民家」と表記されている物件の多くは、「廃屋」になる恐れもある「古屋」に過ぎません。

そもそも安曇野でイメージされている、屋敷林があり伝統的な本棟造等の古民家は、土地300坪以上、建物60坪以上が一般的です。購入価格にリフォーム費用や維持管理費用を含めた総額は相当の高額になることは避けられず、一般庶民にはなかなか手が届きません。本気で古民家の購入をお考えの場合は、安易にネットで物件を探すのではなく、専門家に相談することをオススメします。

 

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オンライン相談安曇野

当社の取引の半数以上は県外者のため、安曇野への移住をお考えの方を対象に「オンライン相談安曇野」を行っています。オンライン相談では、安曇野暮らし支援協議会主催の安曇野暮らしセミナーの講演内容をベースに、安曇野の住まい選びについての素朴な疑問にお答えします。ただし、あくまでもオンライン相談は今後への第一歩だと考えていますので、物件の詳細等の個別案件については、今まで通り対面による個別相談や物件案内が原則とさせていただきます。

オンライン相談をご希望の方は、注意事項を確認の上、メールにてお申込みください。尚、申込者には安曇野暮らしセミナーの資料「安曇野暮らしと不動産の選び方」を差し上げます。

【注意事項】

①対象者:安曇野への移住を検討中のメール会員

②相談内容:安曇野の住まい選びの基本的な事項※

③相談料:初回無料(2回目以降は別途相談)

④相談時間:約30分程度(最大40分)

⑤利用ツール:Zoom または Google Meet 

※物件説明や物件紹介はサービス対象外です

お申込みはこちら

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NEX-T安曇野

国土交通省「住宅ストック維持・向上促進事業」の採択団体「信州中古住宅流通ネットワーク(NEX-T:ネクスティ)」 の地域組織であるNEX-T安曇野。NEX-T安曇野が企画提案した「安曇野“住まいの終活のススメ”」が、2021年度の安曇野市空家活用市民協働提案事業に採択され、安曇野市空家活用係と連携して市内の空家の予防、診断、活用事業に取り組んでいます。会員は、建築、不動産、検査、金融、保険等の10社で、安曇野市内で数多くの住宅診断の実績があります。

NEX-T安曇野が住宅診断を行った中古住宅は、「NEX-T認定住宅」として八十二銀行の住宅ローンの金利優遇の対象にもなっています。八十二銀行では移住者向けの「信州移住特別ローン」も取り扱っていますので、移住して中古住宅の購入を検討される場合は、「信州移住特別ローン」の活用をおすすめします。
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安曇野市お試し住宅

移住希望者の長期滞在拠点として2016年度にスタートした安曇野市のお試し住宅。リンゴ畑が広がる三郷小倉地区の元教員住宅を改装したもので、3DKのメゾネットタイプ2戸が用意されています。感染症拡大により長期休止が続いていましたが、10月21日受付分より再開されました。尚、お試し住宅の利用には、移住希望者登録等が必要です。細かな条件については、安曇野市政策経営課にお問合せください。

移住は観光とは異なり、暮らすという視点が重要です。特に観光シーズンとは異なる冬の暮らしの体験はとても参考になります。安曇野への移住を検討中の方は、是非このお試し住宅を有効に活用し、四季折々の安曇野の暮らしを肌で感じてもらうことをおすすめします。

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