安曇野移住Q&A

NPO法人安曇野ふるさとづくり応援団の移住支援業務を引継いで、2016年に設立された官民の移住支援組織「安曇野暮らし支援協議会」。私も設立に関わり、協議会が主催するセミナーや体験会等の講師として協力しています。

ウィズコロナ時代の情報発信の強化として、協議会のサイト「安曇野市へ移住!」が2021年4月に大幅にリニューアルしました。これまでの活動を移住の進め方という切り口で再構成すると共に、動画等も取り入れてわかりやすく紹介しています。移住に関するQ&Aの動画には、私を含むNPO法人安曇野ふるさとづくり応援団の3名が登場していますので、是非ご覧いただければと思います。尚、その他のよくある質問はこちら

 

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FAQ~不動産選び編

Q1 不動産会社ってどう選べばいいの?

A1 不動産業は医者と同じく専門分野があり、「売買仲介」「開発分譲」

  「賃貸仲介」「事業用」に区分されている

    貸家なら「賃貸仲介」、土地や中古住宅なら「売買仲介」が得意な、

   地域に詳しい不動産会社に相談するのがおすすめ

Q2 宅地建物取引士(宅建士)って何?

A2 宅建士は不動産取引の実務に欠かせない国家資格

   他の国家資格とは異なり、法律上は従業者の5人に1人でOK

   実務上は担当者のスキルが重要なので、資格の有無の確認は必須 

 

Q3 不動産物件を探す際のポイントは?

A3 不動産会社は原則として、他の会社が扱う物件も含めて取引可能

   物件毎に問合せるのではなく、信頼できる会社にまとめて依頼し、

  第三者の視点で比較検討するのが最も賢い方法

 

Q4  仲介料の役割と金額は?

A4 仲介料とは、取引に関わる案内、調査、契約手続等の成功報酬 

   成約価格400万以上の仲介料は、3%+6万+消費税が基準

  

Q5 仲介料なしの物件の方がお得では?

A5 マンションや建売等、業者が売主の物件を直接購入する場合は

   仲介料は不要だが、当事者との直接交渉にはリスクもある

   第三者が仲介することで客観的な比較や対等な交渉が可能なので、

   取引の保険料として考えると必ずしも高額とは言えない

  

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FAQ~建物リスク編

Q1 安曇野で手頃な古民家を探してるんだけど?

A1 古民家に明確な定義はなく、古民家と古屋と廃屋は区別できない

    古民家再生には新築以上のコストがかかり、手頃な物件は存在しない

Q2 建物の築年数による耐震性に違いはあるの?

A2 1981年6月以前は旧耐震基準で、現在の耐震基準は満たしていない

    耐震診断を行ない、必要応じて耐震補強等を行うことが望ましい

 

Q3 住宅診断(ホームインスペクション)について教えて?

A3 住宅診断とは、目視による建物の外観、内観、床下、屋根裏等の調査

   2018年4月に説明が義務化されたが、住宅診断の実施は任意

   当社が加盟するNEX-Tを除いて、長野県内の実施例は少ない

 

Q4  住宅診断していない物件を購入しても大丈夫?

A4 中古住宅購入後に、床下の白蟻や屋根裏の雨漏りの発見例は多い

       住宅診断なしで購入することは、車検の無い中古車を買うのと同じ

   購入前に住宅診断を行い、適切なリフォーム後の入居が望ましい

 

Q5 住宅リフォームにはどのくらいかかるの?

A5 住宅リフォームには、大きく分けてリノベーション、リフォーム大、

  リフォーム小の三段階に分けられる

  予算の目安は、それぞれ新築の1/2以上、1/4~1/3、1/6~1/5

 

Q6 引渡後に問題が発生した場合、売主に責任をとってもらえるの?

A6 中古住宅の売主は、マンションや建売のような業者ではなく一般個人

   業者は2年間の義務を負うが、一般個人には法的な義務はない

   中古住宅対象のかし保険もあるが、要件が厳しく適用例は少ない

 

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FAQ~土地リスク編

Q1 安曇野の地形の特徴やフォッサマグナって何?

A1 糸魚川静岡構造線の東側は、フォッサマグナと呼ばれる太古の海

    西側は扇状地の砂礫層で安定しているが、東側は軟弱な堆積岩層が多い

 

Q2 プレートの境である糸魚川静岡構造線は危険なの?

A2 構造線そのものが危険なのではなく、周辺にある活断層に注意が必要

    安曇野市防災マップによると、地盤が軟弱な東側ほど危険性が大きい

 

Q3 安曇野の大地震の可能性はどのくらい?

A3 地震ハザードカルテによると、30年以内に震度6弱以上の確率は28.5%

   50~80%の首都圏や太平洋沿岸に比べると低いが、防災への備えは必要

 

Q4  安曇野で洪水や浸水のおそれのある場所は?

A4  扇状地の扇頂部や扇央部は水はけが良く、洪水や浸水の危険性は少ない

   扇端部の三川合流部は、地下水位が高いので注意が必要   

 

Q5 土砂災害の危険のある場所は?

A5 山麓の別荘地や東山の高台のほとんどは、警戒区域に指定されている

   警戒区域の全てがただちに危険という訳ではないが、特別警戒区域に隣接

  する場所や沢や崖の近くは注意が必要

 

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FAQ~安曇野暮らし編

Q1 安曇野はなぜ移住者に人気があるの?

A1 いわゆる過疎地ではなく、自然景観と生活利便性のバランスが良い

   そして、1980年代から移住者が多く、地域の一員になっている

 

Q2 安曇野にはどのくらいの移住者が住んでいる?

A2 人口約9.7万の約半分は市外出身者と言われている

   市外出身者の約1/3(市民の約15%)は県外出身者と推測

 

Q3 安曇野の冬の寒さや雪はどのくらい?

A3 気温も湿度も低く、晴天の日が多い内陸性気候

   雪は多くて20~30㎝だが、朝は氷点下10℃以下になることも

 

Q4  安曇野の区ってどんな組織?

A4  区とは江戸時代の村の単位で、安曇野は83区(旧村)の集合体

  市とは対等な関係で、お祭りや公民館等の自主活動を行っている  

 

Q5 区には加入しなければいけないの?

A5 安曇野は今でも地域コミュニティ(村社会)の良さが残っている

   地域の一員になるには、区に加入することが望ましい

 

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