屋敷林の保全活動を行っている「屋敷林と歴史的まちなみプロジェクト」。今年度の落葉拾いボランティアは、北アルプスを望む安曇野の代表的な屋敷林、豊科重柳の丸山邸にて11月22日午前中に開催します。
近年急速に失われつつある屋敷林は、安曇野の景観には欠かせない共有財産です。所有者のご苦労を体験できる貴重な機会なので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
池田町の東山に位置する標高約1000Mの大峰高原。天然白樺林が広がる山頂付近はなだらかで、公園やキャンプ場になっています。高原の入口付近には樹齢約250年と言われる楓の大木があり、刻々と色が変わることから七色大カエデと呼ばれています。
テレビでの生中継がきっかけで有名となり、今は年間約4万が訪れる人気スポットとなりました。多くの来訪者が根元の土を踏み固めて樹勢が衰えていた時期もありましたが、地元住民の保護活動によって元気を回復し、鮮やかな紅葉を見せてくれます。
周辺には臨時駐車場があり誘導員も配置されていますが、週末は周辺の道路も駐車場も大渋滞なので、週末なら早朝、平日なら午前中の早い時間がオススメです。
北アルプスを望むのどかな田園風景の中に、屋敷林、堰、道祖神等が点在する安曇野。安曇野の豊かな景観は、そこに暮らす人々によって守り育てられてきたものです。大王わさび農場や碌山美術館も安曇野を代表する景観ですが、それは安曇野の魅力のほんの一端に過ぎません。一般的な観光地とは異なる安曇野の魅力は、人々が暮らす地域を歩いてこそ体感できるものです。
7年目を迎えた案内人と楽しむまち歩き~ココブラ。ブラタモリの案内人4人を含む多彩な案内人による個性的なまち歩きです。2025秋版は11コースで、私も「不動産の視点で安曇野の地理を読み解く」をテーマに、10月25日に明科三川合流、11月16日に穂高有明砂の2コースを担当します。
紅葉が美しい安曇野の秋。安曇野について学びながら、案内人と一緒に散策してみませんか?
https://cocobura.jp/guide/508/
有明山麓の宮城に位置し、信濃富士とも呼ばれる有明山をご神体とする有明山神社。山頂に奥宮があり、旧有明村の氏子が麓の表参道から片道5時間かけて奥社へ参拝登山しています。20年ほど前に1度参加しましたが、標高差以上に険しい登山に身が清められました。
日光東照宮の陽明門を模したと言われる裕明門は立川流の清水虎吉、手水舎は飛騨の棟梁山口権之正で、裕明門には十二支、手水舎には龍の見事な彫刻があります。また、神楽殿には31人の日本画家が81枚に描いた天井画もあり、安曇野の隠れた宝です。
近くには八面大王伝説の魏石鬼の岩屋もあり、歴史とロマンを感じるお気に入りの場所です。山頂の奥宮には、中房温泉からの裏参道から登山することもできます。
http://azumino.cocolog-nifty.com/index/2017/10/post-0236.html
9月26日に宵祭り、27日に本祭りが行なわれる穂高神社の例大祭「御船祭」。穂高神社は北九州に本拠があった海洋民族の安曇族が起源とされ、穂高人形が飾られた御船が穂高の各地区から穂高神社へ曳航されます。
本祭りでは大人船2台、子ども船3台が勢ぞろいし、クライマックスでは大人船2台が激しくぶつかります。北神苑にある御船会館では、過去の御船祭りや遷宮の様子を知ることができますので、是非ご覧ください。
安曇野では秋蕎麦の白い花が咲いています。稲穂も頭を垂れて実り、田んぼも黄金色になりはじめました。
大町温泉郷近くのわっぱらんどにある上原温水路。深さ約10㎝、最大幅約18m、長さ約300mの国内最大級の「ぬるめ」です。稲の生育は「1度1俵~水温が1度上がると米1俵の増収)」とも言われ、流れが早く冷たい安曇野の縦堰には「ぬるめ」が欠かせません。
地元では「わっぱらんどの会」を組織し、「ぬるめ」の文化を学べる場所として維持管理や環境教育を行っています。周辺には遊歩道やトイレ、駐車場の他、木陰の広場やツリーハウスもあり、夏の子ども達の遊び場として最適です。