9月26日に宵祭り、27日に本祭りが行なわれる穂高神社の例大祭「御船祭」。穂高神社は北九州に本拠があった海洋民族の安曇族が起源とされ、穂高人形が飾られた御船が穂高の各地区から穂高神社へ曳航されます。
今年は4年ぶりに大人船2台、子ども船3台が勢ぞろいし、クライマックスでは大人船2台が激しくぶつかります。北神苑にある御船会館では、過去の御船祭りや遷宮の様子を知ることができますので、是非ご覧ください。
NPO法人安曇野ふるさとづくり応援団の有志で2019年度にスタートした「案内人と楽しむまち歩き~ココブラ」。今までのコース主体のまち歩きではなく、ガイドの個性を活かしたニッチでディープな案内人主体の新しいまち歩きで、私もコーディネーター&案内人として関わっています。
9月24日にスタートする2023秋は、前半分の11コースの申込受付中です。安曇野4コース、松本2コース、諏訪2コース、その他3コースの内新規が7コースで、今回も魅力あるコースが盛り沢山です。私が担当する「安曇野の扇状地の地形を訪ねるシリーズ」は、10月21日に有明砂、11月11日に黒沢川の2コースです。各コース定員10名の先着順なので、お申込みはお早めに・・。
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国営アルプスあづみの公園の西側に位置する烏川渓谷緑地は、2002年度に水辺エリア、2005年度に森林エリアが供用開始した県営自然公園。須砂渡ダム上流の森林エリアと下流の水辺エリアに分かれていますが、どちらも入園料は無料です。また、できるだけ既存の自然に手を加えず、烏川渓谷の自然を生かしているのが特徴で、駐車場も森林の中に分散して配置されています。
渓谷の美しさはミニ上高地のような風情で、シーズン中でもキャンプ場周辺以外は訪れる人も少なく、静かな渓谷散策が楽しめます。特につり橋から下流は人面岩や倉田堰のぬるめ、矢原堰取水口跡等の見どころも多く、安曇野の穴場的なスポットと言えるでしょう。渓流の水は冷たく、川面をそよぐ風はまさに天然クーラーです。近くにはウエストン像もあり、上高地まで行かなくても十分渓谷の雰囲気が味わえます。
安曇野では秋蕎麦の白い花が咲いています。稲穂も頭を垂れて実り、田んぼも黄金色になりはじめました。
2010年に運行を始めた臨時快速「リゾートビューふるさと」。週末を中心に長野~松本~南小谷を1往復し、東京駅を8時半の北陸新幹線に乗れば、姨捨の車窓を楽しみながらお昼に穂高駅着くことができます。
最大の特徴は、ゆったりした座席と大きな窓、そして運転室の映像や観光案内を映す車内モニター。特急あずさよりも快適な車両を指定席料530円で利用することができます。特に大糸線は北アルプスが見える西側に電柱が無いため、車では味わえない安曇野のパノラマ眺望を楽しむことができます。
おすすめは北アルプスと仁科三湖の車窓が素晴らしい穂高~白馬の往復。白馬で約2時間滞在でき、ビュースポット大出吊橋周辺を散策することができます。料金は指定席料530円を含めても往復2780円で、リーズナブルに快適な列車旅を楽しめます。
安曇野の魅力は歩いてこそ実感できるもの。たまには車を降りて、ゆっくり安曇野の車窓を楽しんでみませんか?
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/resortfuru.html
大町温泉郷近くのわっぱらんどにある上原温水路。深さ約10㎝、最大幅約18m、長さ約300mの国内最大級の「ぬるめ」です。稲の生育は「1度1俵~水温が1度上がると米1俵の増収)」とも言われ、流れが早く冷たい安曇野の縦堰には「ぬるめ」が欠かせません。
地元では「わっぱらんどの会」を組織し、「ぬるめ」の文化を学べる場所として維持管理や環境教育を行っています。周辺には遊歩道やトイレ、駐車場の他、木陰の広場やツリーハウスもあり、夏の子ども達の遊び場として最適です。
名水百選にも選ばれている安曇野は湧水の宝庫。暑い夏はクリアボートによる水上散歩がオススメです。場所は大王わさび農場の水車小屋横を流れる蓼川。清らかな川の上から、水車小屋や柳並木、美しい水草等の安曇野の水の風景が楽しめます。船は船底が透明なクリアボートで、ガイドによる説明を受けながら、ボートを漕いだり、冷たい川に足を入れたり、水中眼鏡で川底を覗いたりすることもできます。
水上からは梅に似た可憐な花を咲かせるバイカモ(梅花藻)やハグロトンボ(羽黒蜻蛉)を見ることができます。夏休みや週末は混雑するので、朝一番に乗船後ゆっくりわさび農場を散策すると良いでしょう。運行時間や料金は季節により異なりますので、詳しくは下記ページをご参照ください。
安曇野は平年より3日遅く22日に梅雨明けし、北アルプスの登山シーズンを迎えました。引き続き感染症に注意を払いながら登山を楽しんでもらえればと思います。
安曇野からは、主峰常念岳をはじめ北アルプスの山々を一望することができます。主な山は南から「大滝山」「蝶ヶ岳」「常念岳」「大天井岳」「燕岳」「有明山」「餓鬼岳」「蓮華岳」「爺ヶ岳」「鹿島槍ヶ岳」「五竜岳」「唐松岳」「白馬槍ヶ岳」「杓子岳」「白馬岳」。有明山を除いて2500M以上の高さを誇り、安曇野の田園風景の背後に屏風のようにそびえ立っています。
「北アルプス」とは、南は乗鞍岳から北は朝日岳までのエリアを指す「飛騨山脈」の通称です。「槍穂高連峰」から「立山連峰」へ続く西側と、「常念山脈」から「後立山連峰」へ続く東側の2つの山脈で構成され、間を流れる梓川と黒部川が深い谷を刻んでいます。「北アルプス」という名はイギリス人の技師ゴーランドが紹介した「日本アルプス」がはじまりで、ウエストンが広めたと言われています。後に「中央アルプス」の「木曽山脈」、「南アルプス」の「赤石山脈」と区分され、「北アルプス」と呼ばれるようになりました。
北アルプスはコースにより難易度が異なりますので、過去の登山記も参考に安全で楽しい北アルプス登山をお楽しみください。
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