メダカたんぼ
無農薬有機栽培米農家の細井ファームでは、今年田んぼと水路の間に小さなビオトープの池を作りました。そこに地元子ども達9名が集まり、メダカの放流を行いました。
メダカは今年生まれたクロメダカの子ども約40匹です。池は「メダカたんぼ」と名づけられ、子ども達手作りの看板も設置されました。田んぼ横の自然護岸の水路にはドジョウやサワガがたくさんいて、子ども達が時を忘れ、夢中でつかまえていました・・・。
豊かな自然の残る安曇野でも、圃場整備と農薬の普及で田んぼの生きものはとても少なくなっています。一時期に比べ農薬の使用量は減りつつありますが、減農薬や無農薬の有機栽培に踏み切る農家はごく一部に過ぎません。脱サラ8年目のオーナーが経営する細井ファームは、安曇野でも数少ない無農薬有機米栽培農家の一つなのです。
子ども達の未来のためにも、安曇野に無農薬有機栽培がひろがり、昔のように田んぼの生きものが戻ってくると良いと思っています。この「メダカたんぼ」が、そのひとつのきっかけになればうれしいですね。