穂高神社御船祭
穂高神社の例大祭「御船祭」は、毎年9月26日に宵祭り、27日に本祭りが行なわれます。今年も大勢の観客が見守る中、船型の山車に穂高人形を飾った大人船2台と子ども船3台が、笛や太鼓の囃子に合わせて氏子衆によって境内に曳き入れられました。神事の後には大人船2台が神楽殿を3周して向き合い、拝殿前で激しくぶつかりあって祭りはクライマックスを迎えます。
御船は北九州に本拠があった海洋民族の安曇族が起源とされ、奥宮のある上高地の明神池でも毎年10月8日に御船神事が行なわれます。男腹と女腹には着物が何十枚も掛けられ、船上には毎年嗜好を凝らした穂高人形が飾られとても見事です。また、御船に掛けられた着物の持ち主は、一年間健康で過ごせると言い伝えられています。
今年は24日~25日に「安曇族サミット」が安曇野で開催され、北九州からも多くの関係者が来訪し御船祭に参加しました。 安曇野には多くのIターン者が移住していますが、そもそも祖先の安曇族が移住者であるというのはとても興味深いですね。尚、御船は穂高神社境内の御船会館でいつでも見学することができます。御船祭りを知らずして安曇野は語れませんので、穂高神社にお越しの際は是非立ち寄ってみてください。
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