北アルプス~唐松岳
仕事仲間6人で初夏の唐松岳へ。山名より尾根名が有名な、アルペンムード満点の標高2695Mの山です。登山口は八方尾根スキー場で、黒菱林道の終点黒菱平に車を駐め、リフト2本を乗り継いで標高1830Mの八方池山荘から登山スタートです。
登山口から八方池までは木道が整備され、高山植物が楽しめる快適なトレッキングルート。標高2060Mの八方池には遮るものはなく、雪の残る水面に映る白馬三山はまさに絶景です。八方池を過ぎると尾根上の登山道となり、初夏でも所々に雪渓が残っています。アイゼンが必要なほどではありませんが、尾根上を通る冬ルートはアップダウンも多く、夏ルートより時間がかかりました。稜線上の唐松岳頂上山荘に荷物を置き、約15分で標高2695Mの山頂です。稜線では梅雨とは思えない青空が広がり、山頂からは北に白馬三山、西に剱岳と立山、南に五竜岳の迫力ある大展望が楽しめました。
リフトが利用でき標高差も少ない唐松岳は、北アルプスの入門コースに最適です。尾根上の登山道からは常に白馬三山を望むことができ、可憐な高山植物も登山者を楽しませてくれます。ただし、季節によってリフトの営業時間が異なるので、日帰りの場合は帰りの時間に注意する必要があるでしょう。黒菱平からの往復リフト代は温泉付で1400円で、麓からゴンドラを利用する場合の半額以下と大変お得になっています。下山後は利用できる4か所からみみずくの湯を選び、北アルプスを望む露天風呂で疲れを癒し帰路につきました。
« 中山高原の菜の花 | トップページ | 安曇野さんぽ »