北アルプス~燕岳
梅雨明けが発表された19日、日帰りで燕(つばくろ)岳に登ってきました。北アルプス表銀座の登山ルートでもある標高2763Mの山です。山容が燕が翼を広げた形に似ていることが山名の由来で、地元では単に「つばめ」とも呼ばれています。ルート途中に4ヶ所の休憩ベンチと2ヶ所の小屋があることから、地元の中学校の学校登山のコースにもなっています。
登山口は秘湯として知られる中房温泉で、合戦尾根への登りは、剱岳早月尾根、烏帽子岳ブナ立尾根と並ぶ北アルプス三大急登と言われています。途中第1~第3、富士見の4つのベンチを過ぎると、スイカで有名な合戦小屋。合戦小屋から尾根沿い登ると北アルプスが一望できる稜線の燕山(えんざん)荘に着きます。燕山荘からは残雪の槍ヶ岳や裏銀座、花崗岩の山容が美しい燕岳のまさに絶景。燕山荘から山頂へは稜線沿いに約30分でイルカ岩やメガネ岩等の奇岩や、高山植物の女王「コマクサ」の群生が登山者を楽しませてくれます。
下山後は野天風呂のある有明荘で極楽のひととき。登り始めの急登はきついかもしれませんが、途中に2ヵ所の小屋もあって安心な、初心者でも楽しめるおすすめの山です。尚、平日にも関わらず駐車場はいっぱいでした。シーズン中は満車の可能性もあるので、穂高駅前かしゃくなげの湯に車を駐めてバスを利用した方が良いでしょう。