若一王子神社
大町の市街地北端に位置し、社叢が県天然記念物に指定されている若一王子神社。町割りに重要な呑堰の分岐点に祀られ、仁科氏が厚く信仰していた熊野権現那智大社を分社したと伝えられています。1556年築の本殿は国の重要文化財で、棟には赤鬼、縁側には木製の狛犬が鎮座しています。拝殿は1975年に伊勢神宮から移築されたもので、境内の東半分には長野県宝の三重塔や観音堂もあります。例大祭は7月で、子ども流鏑馬や6台の舞台(山車)が祭りを彩ります。多くの歴史文化遺産に恵まれ神仏習合の影響が残るミステリアスな神社です.
案内人と楽しむまち歩き~ココブラでは、禰宜の傘木さんの案内による正式参拝と特別内覧ができます。廃仏毀釈で燃やされた千手観音や三重塔の内部の仏像群、天井裏で宙に浮く心柱等、楽しい話を聞きながらお宝の数々を拝観できました 。地元以外ではあまり知られていません。国宝の仁科神明宮と共に、大町に行ったら是非立ち寄りたいオススメスポットです。