安曇野高橋節朗美術館

1997年に文化勲章を受章し現代工芸美術界を代表する漆芸術家の高橋節郎は、1914年に安曇野市北穂高に生れ。高橋節郎の芸術を顕彰し後世に伝える施設として、2003年に生家の敷地に安曇野高橋節郎美術館がオープンしました。信濃富士とも呼ばれる有明山が美しく見える場所で、安曇野の田園景観とマッチしたシンプルなデザインの美術館です。

水庭と一体となった本館の展示室には、黒と金を基調にした漆工芸作品が展示されています。また、敷地内には登録有形文化財に指定されている茅葺の主屋と三棟の蔵があり、主屋と南の蔵の内部は無料で見学することができます。

駅から離れていることもあり、安曇野の原風景の中でゆったりと過ごせる癒しの空間です。特に茅葺生家と和風庭園が彩る紅葉は素晴らしく、芸術の秋におすすめのお気に入りの場所です。

http://azumino-bunka.com/facility/setsuro-museum/

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11月の安曇野

安曇野では里の紅葉がピークを迎えました。秋色に染まった里山越しに北アルプスが美しい姿を見せています。

http://azumino.cocolog-nifty.com/keikan/

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七色大カエデ

池田町の東山に位置する標高約1000Mの大峰高原。天然白樺林が広がる山頂付近はなだらかで、公園やキャンプ場になっています。高原の入口付近には樹齢約250年と言われる楓の大木があり、刻々と色が変わることから七色大カエデと呼ばれています。

私がこの大木の存在をはじめて知った約30年前は、訪れる人もいない隠れた名所でした。2001年のニュースステーションの生中継がきっかけで有名となり、今は年間約4万が訪れる人気スポットとなりました。多くの来訪者が根元の土を踏み固めて樹勢が衰えていた時期もありましたが、地元住民の保護活動によって元気を回復し、鮮やかな紅葉を見せてくれます。

周辺には臨時駐車場があり誘導員も配置されていますが、週末は周辺の道路も駐車場も大渋滞なので、週末なら早朝、平日なら午前中の早い時間がオススメです。

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長福寺の大銀杏

永禄年間に開創した曹洞宗の金勝山長福寺。明治政府の廃仏毀釈で一旦廃寺となりましたが、檀信徒の熱意によって明治13年に現在の地に再興されました。

東山の高台に位置する境内からは、北アルプスと安曇野が一望できます。高さ30mの大銀杏の黄葉は圧巻で、可愛い六地蔵や紅屋根の豊雲閣との調和が美しい、秋のおすすめのビューポイントです。

http://choufukuji1880.com/index.html

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10月の安曇野

安曇野では田んぼの稲刈りも終わり、そばの収穫も始まりました。北アルプスの山々が秋色に染まり始めると共に、美味しい新そばの季節を迎えます。

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烏川渓谷緑地

国営アルプスあづみの公園の西側に位置する烏川渓谷緑地は、2002年度に水辺エリア、2005年度に森林エリアが供用開始した県営自然公園。須砂渡ダム上流の森林エリアと下流の水辺エリアに分かれていますが、どちらも入園料は無料です。また、できるだけ既存の自然に手を加えず、烏川渓谷の自然を生かしているのが特徴で、駐車場も森林の中に分散して配置されています。

渓谷の美しさはミニ上高地のような風情で、シーズン中でもキャンプ場周辺以外は訪れる人も少なく、静かな渓谷散策が楽しめます。特につり橋から下流は人面岩や倉田堰のぬるめ、矢原堰取水口跡等の見どころも多く、安曇野の穴場的なスポットと言えるでしょう。渓流の水は冷たく、川面をそよぐ風はまさに天然クーラーです。近くにはウエストン像もあり、上高地まで行かなくても十分渓谷の雰囲気が味わえます。

http://karasugawa.com/

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9月の安曇野

安曇野では秋蕎麦の白い花が咲いています。稲穂も頭を垂れて実り、田んぼも黄金色になりはじめました。

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安曇野水上散歩

名水百選にも選ばれている安曇野は湧水の宝庫。暑い夏はクリアボートによる水上散歩がオススメです。場所は大王わさび農場の水車小屋横を流れる蓼川。清らかな川の上から、水車小屋や柳並木、美しい水草等の安曇野の水の風景が楽しめます。船は船底が透明なクリアボートで、ガイドによる説明を受けながら、ボートを漕いだり、冷たい川に足を入れたり、水中眼鏡で川底を覗いたりすることもできます。

水上からは梅に似た可憐な花を咲かせるバイカモ(梅花藻)やハグロトンボ(羽黒蜻蛉)を見ることができます。夏休みや週末は混雑するので、朝一番に乗船後ゆっくりわさび農場を散策すると良いでしょう。運行時間や料金は季節により異なりますので、詳しくは下記ページをご参照ください。

https://www.azuminokisen.com/?page_id=24

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8月の安曇野

今年は例年以上の猛暑が続く安曇野。登山や川遊び等、短い夏のアウトドアを楽しんでみませんか?

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安曇野わさび田湧水群

高瀬川、穂高川、犀川が交わる三川合流地域。穂高川と犀川に挟まれた豊科重柳から穂高等々力にかけては、「安曇野わさび田湧水群」として環境省の名水百選にも選ばれています。2016年の名水百選30周年選抜総選挙では、4部門の内観光地と景観の2部門で1位を獲得しました。日量70万トンを誇る豊かな湧水は真夏でも水温が15度程度で、特産のわさび栽培やニジマスの養殖にも利用され、まさに安曇野の代表的な景観と言えるでしょう。

安曇野のには諏訪湖の約100倍の地下水があると言われ、北アルプスの雪解け水が数十年かけて湧き出しています。近年は都市化による水田の減少や工場等による大量の地下水汲上げによる地下水位の低下が懸念され、安曇野市では2013年に地下水保全条例を制定し、県や周辺市町村とも連携して地下水保全に取り組んでいます。

湧水群の最上流にあたる憩いの池には、豊富な湧水の横に名水百選「安曇野わさび田湧水群」の碑が立っています。清らかな水面には梅花藻が咲き、池の周辺は公園として整備されています。ガラス工房や田淵記念館のある安曇野の里にも近く、おひさまのロケが行なわれたせせらぎの小路やわさび田探索路等、涼を求める水辺の散策には最適なオススメの場所です。

http://www.env.go.jp/press/102289.html

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